認知症の疑似体験

地域包括

全国 x まちだ Dサミット2021 にて

2021年12月に「全国 x まちだ Dサミット2021」というイベントが開催されました

そのイベントに参加された認知症の方から伺った自覚症状として、

「一日を振り返ると小一時間程の記憶が抜ける事があった」

というお話がありました。

怖いですね。

ちょっと違いますが、似た様な体験を・・・

似た様な体験ではありますが
例えば通勤で駅まで歩いている最中とかで
考え事にふけっていたりすると・・・

あれ!?

いつの間にか駅に到着していたり・・・
いつもの駅前のスーパーの前を通ったかしら???
道を歩いた軌跡の記憶がない・・・

勤務地でも自宅でも
あるものを取りに歩いて移動したのに
違うものを取ってきてしまったり・・・
「あれ?何を取りに来たんだろう」と思い出せなかったり・・・
何も取らずにトイレで用を足して戻ったり・・・

そんな事って誰でもありますよね

この様な事が日常生活で発生するのですから、認知症の方々の精神的な恐怖は想像を超えると思います。

妊婦さんの疑似体験をやった事があります

今もやられているのかどうか分かりませんが
数十年前に筆者の家内が妊娠した時の事です
父親研修という事で
重たい防弾チョッキの様なものを装着して座ったり起き上がったりする事で
妊婦さんの肉体的苦労を疑似的に体験した事がありました

「ああ、こんなに大変なんだ」

と実感した貴重な体験でした

頭で理解していたと思っていたよりも
体で体感すると全く違う事が分かりました

認知症に対してもその様なものがあればいいと思います

同様に、認知症に対しても何か疑似的な体験を出来るプログラムがあれば、認知症でない人も、認知症に対する理解が深まりますよね。

例えば、1つずつ質問して行ったり。

「昨日の夕飯は何でしたか?」

「一昨日の夕飯は何でしたか?」

「3日前の夕飯は何でしたか?」

「4日前の夕飯は・・・」

と続けて行き、視力検査の時の様に記憶がうすぼんやりとして来た時こそが、疑似体験の1つになるのでは、とか。

これが正しいのかどうか、専門的な事は分かりませんので、その点のご判断は専門家の方々にお任せします。

もし、どなたかこのブログをご覧になった専門の方からコメント欄でお教え頂ければ幸いです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました