エンディングノート <高齢者の必需品> ~親子でエンディングノート その1~

エンディングノート

エンディングノートを始めました

クラウドでデジタルエンディングノートを作成を始めました。

両親のです。

数年前、心配性の母親が「これからの事が心配だ、心配だ」と繰り返しこぼしておりました

何が心配か?

「具体的に何がというのでなく、漠然と心配だ」という事でした

筆者と妹はそれぞれ家庭を持って別に暮らしているので両親は二人暮らしであり、筆者もせいぜい盆と正月くらいしか実家を訪れていない中、常日頃から一緒に居れば都度思い付く不安を話せるものの、いきなり「何が」と聞かれても、「漠然とした不安」としか言えないそうです

そんな母親に「エンディングノートを書いてみれば?」と、本屋さんで買ったエンディングノートを渡しました

これまでの自分の歴史、親戚、これまでに知り合った友人・知人を改めて振り返り、自分の今、すなわち資産や負債、そして自分の希望といった項目を埋めていく事で、そこに欠けているピースがいわゆる「漠然とした不安」の正体として見えてくると思ったからです

数か月後、実家を訪れ、どのくらいエンディングノートの記入が進んでいるのかを聞いてみました

なんと!一文字も書かれていないマッサラ状態でした・・・

エンディングノート イコール 遺言書

といった感覚を持っている様で、「自分の死後に人様に見られるのだから」と、過剰に構えていました

「何で書けばいいのか?万年筆?ボールペン?筆ペン?」と、まるで葬儀の時の記帳の様に筆記具から悩んでいました

一旦書き始めれば、スラスラと進むのでしょうが、筆者の実家の場合は書き初めでとん挫しました

エンディングノートは進まない、しかし、不安は募るばかり、と、状況は変わらずです

重い腰を上げました!!

そこで、筆者が両親のエンディングノートを作成する事としました

今回はクラウド式パソコン入力型のデジタルエンディングノートを使いました

有料ですが、入力する項目が充実しているものを選びました

幸い、母親はスマホなので、リモートで入力内容を見ることが出来ます

とはいうものの、筆者の母親はそこまでスマホを使いこなせておりませんので、結局は入力したものを印刷し、父親と母親それぞれに都度渡しています

==エンディングノートを始めて分かった事==

やってみて分かったのですが、入力作業を進めるには、両親へのインタビューが必要です、すなわち、両親との対話の時間が増えました

もしエンディングノートというきっかけが無ければ、例えば資産の話となると、何か下心でもあるのでは?などと疑いをかけられる事もあるかもしれませんので普段は中々切り出せず、更には葬儀関連なんて、もし久しぶりに会った正月に話そうものならば、ご家庭によっては「正月早々、縁起でもない!!」なんて突き放される場合もあるかと思います

「親のエンディングノートを子供が作成する」という事で、親との対話の時間が増えた事、普段話しにくい話題でも「エンディングノートを埋めるから」という事でスムーズに聞きやすかった事は大きな発見でした。そして、実は親も子供とこの様な話をしたかったのだという事も改めて分かりました

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今もエンディングノートを埋める作業を続けています

焦らず 気長に進めま~す

エンディングノートというのは様々な項目があるので、それぞれの項目で話し合うたびに話が脱線してしまったり、中々スムースに進みはしませんが、時間がかかればそれだけ密度の濃いものに仕上がると信じ、これからも入力を続けながら、何かありましたら本ブログで報告していきたいと思います

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